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2009
06/23
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名もなき毒 / 宮部 みゆき |
タイトルだけを見て手に取ったのだが、
読み始めるとすぐに「あれ?」とデジャブを感じた。
「誰か Somebody」の続編だった。
予想せず読んだ本が、実は以前読んだ作品の続編だった。
というハプニングは嬉しい。
なんだか得をした気分だ。
しかし今回は若干、消化不良になってしまった。
「誰か」も、モヤモヤ~とした作品に感じられたが
「名もなき毒」は、それ以上にモワ~とした作品に感じられた。
タイトルを見て読む前に思い浮かんだのは
「言葉・噂」だった。
「原因が曖昧だが威力のあるもの」か?
テーマとしては、とても興味深く、また重い。
目に見えないが為に、知らず知らずに見に迫る毒。
これは怖い。
「誰か」では、義父からの依頼で捜査の真似事をした杉村(主人公)が、今回は自らの意思で探偵の真似事をする。
と書くと、杉村、成長したな!と思うかもしれないが、
逆に、すげぇウザったい性格になっちまった。
ハタから見れば「親切な人」なのかもしれないが、
野次馬根性で探偵の真似事をしてるようにしか見えなかった。
兎にも角にも、杉村がいなければ解決できなかったのは確かだが、
こいつホントに仕事してんだろうか?とツッコミたくなってしまう。
悪気がない分、探偵ごっこ(笑)をしている姿にイラっとするw
これも、やはり作品全体がボヤ~っと感じられる為に
主人公のアラが目だってしまうんじゃないだろうか?
ハウスシック、ボーダー系の女性等も
「作品に毒を撒く」という効果が確かにあったが、
なんか取ってつけたようで中途半端だったなぁ。
テーマは重くシリアス、人物がメルヘンチックだからか?
内容は面白くサクサク読んでしまったが、なんかいまひとつだ。
読み始めるとすぐに「あれ?」とデジャブを感じた。
「誰か Somebody」の続編だった。
宮部みゆき
満足度 : ★★☆☆☆
光文社 2009/05/21
新書 ( 4334076831 )
[ 価格 ] ¥1,260
[ 中古 ] ¥418
新書 ( 4334076831 )
[ 価格 ] ¥1,260
[ 中古 ] ¥418
満足度 : ★★☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた…。人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた…。人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。
予想せず読んだ本が、実は以前読んだ作品の続編だった。
というハプニングは嬉しい。
なんだか得をした気分だ。
しかし今回は若干、消化不良になってしまった。
「誰か」も、モヤモヤ~とした作品に感じられたが
「名もなき毒」は、それ以上にモワ~とした作品に感じられた。
タイトルを見て読む前に思い浮かんだのは
「言葉・噂」だった。
「原因が曖昧だが威力のあるもの」か?
テーマとしては、とても興味深く、また重い。
目に見えないが為に、知らず知らずに見に迫る毒。
これは怖い。
「誰か」では、義父からの依頼で捜査の真似事をした杉村(主人公)が、今回は自らの意思で探偵の真似事をする。
と書くと、杉村、成長したな!と思うかもしれないが、
逆に、すげぇウザったい性格になっちまった。
ハタから見れば「親切な人」なのかもしれないが、
野次馬根性で探偵の真似事をしてるようにしか見えなかった。
兎にも角にも、杉村がいなければ解決できなかったのは確かだが、
こいつホントに仕事してんだろうか?とツッコミたくなってしまう。
悪気がない分、探偵ごっこ(笑)をしている姿にイラっとするw
これも、やはり作品全体がボヤ~っと感じられる為に
主人公のアラが目だってしまうんじゃないだろうか?
ハウスシック、ボーダー系の女性等も
「作品に毒を撒く」という効果が確かにあったが、
なんか取ってつけたようで中途半端だったなぁ。
テーマは重くシリアス、人物がメルヘンチックだからか?
内容は面白くサクサク読んでしまったが、なんかいまひとつだ。
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