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2024
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タイトルだけを見て手に取ったのだが、
読み始めるとすぐに「あれ?」とデジャブを感じた。

誰か Somebody」の続編だった。

画像
宮部みゆき
光文社 2009/05/21
新書 ( 4334076831 )
[ 価格 ] ¥1,260
[ 中古 ] ¥418

満足度 : ★★☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を集めていた…。人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。

予想せず読んだ本が、実は以前読んだ作品の続編だった。
というハプニングは嬉しい。
なんだか得をした気分だ。

しかし今回は若干、消化不良になってしまった。
「誰か」も、モヤモヤ~とした作品に感じられたが
「名もなき毒」は、それ以上にモワ~とした作品に感じられた。



タイトルを見て読む前に思い浮かんだのは
言葉・噂」だった。

「原因が曖昧だが威力のあるもの」か?

テーマとしては、とても興味深く、また重い。
目に見えないが為に、知らず知らずに見に迫る毒。
これは怖い。



誰か」では、義父からの依頼で捜査の真似事をした杉村(主人公)が、今回は自らの意思で探偵の真似事をする。

と書くと、杉村、成長したな!と思うかもしれないが、
逆に、すげぇウザったい性格になっちまった。

ハタから見れば「親切な人」なのかもしれないが、
野次馬根性で探偵の真似事をしてるようにしか見えなかった。

兎にも角にも、杉村がいなければ解決できなかったのは確かだが、
こいつホントに仕事してんだろうか?とツッコミたくなってしまう。
悪気がない分、探偵ごっこ(笑)をしている姿にイラっとするw



これも、やはり作品全体がボヤ~っと感じられる為に
主人公のアラが目だってしまうんじゃないだろうか?

ハウスシック、ボーダー系の女性等も
「作品に毒を撒く」という効果
確かにあったが、
なんか取ってつけたようで中途半端だったなぁ。


テーマは重くシリアス、人物がメルヘンチックだからか?
内容は面白くサクサク読んでしまったが、なんかいまひとつだ。
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