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2024
03/19

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以前から読みたいと思っていたブツを先日ようやく読破。

RPG的な細かい設定
興味そそられる素材を集めたSF
と思った作品だった。


画像
貴志 祐介
講談社 2009/08/07
新書 ( 4061826603 )
[ 価格 ] ¥ 1,995
[ 中古 ] ¥2,899

満足度 : ★★★★☆

内容紹介
1000年後の日本。「呪力(じゅりょく)」こと、念動力を手に入れた人類は、「悪鬼(あっき)」と「業魔(ごうま)」という忌まわしい伝説に怯えつつも、平和な社会を築いていた。
しかし、学校の徹底した管理下にあった子供たちが、禁を犯したため、突然の悪夢が襲いかかる!
崩れ去る見せかけの平和。異形のアーカイブが語る、人類の血塗られた歴史の真実とは!?


なかなか手を出さなかった理由は、以前読んだ青い炎黒い家個人的に好みでなかったせいである。

しかし厚さに惹かれ、とうとう手を出してしまった。



1000年後の未来が舞台なのだが、なぜか文明が現代よりも劣化しているのだが、時の流れを象徴するかのように生物の進化(?)が著しく、その描写だけでワクワクしてしまった。

殊に、風景、生物、呪力の文化の描写が詳細なのが読んでいて非常に面白い。

読書する際にメモを取りながら読む事が多いのだが、
この作品はメモの量が異様に多かった
普段はノート2~6P程なのだが、この作品は16P以上の書き込みになった。

..._〆(´∀`) 面白い設定ありすぎだ



さてさて。
非常に楽しめた作品ではあったが、両手を挙げて楽しめたのは前半部分
後半はドッカンドッカン(゚д゚)なストーリーで、少々辟易してしまった

※物語の前半は、世界観の説明キャッキャウフフと楽しい学生ライフ
 後半メーンイベント残酷描写が増えてくる。



何も考えずに読むと非常に楽しめるのだが、
ついついツッコミを入れてしまうのが天邪鬼な俺様


【舞台となる日本】
■日本の人口■
  ・5000~6000万人
   (※読書中のメモを間違えていたようです)

  ・5~6万人
(※訂正)
  ・9つの町があり、互いに交流はほとんどない。
 日本の国土面積と人口比率的には最適じゃないだろうか?と思うが、それ以上にバケネズミという知能を持った生物が多すぎる。
 食料自給率やら、生活スペース的にどうなんだろう?と疑問に感じた。


■神栖66町■
 ・周囲50km程
 ・人口3000人程
 ・点在する7つの郷から成り立つ
 ・貨幣というものがない
 ・無料奉仕が基本?
 ・成人の半数以上が教育関係に従事


この閉ざされた地域のみで自給自足がなりたつのだろうか?
無償奉仕が基本とか、強制的に理想郷を作り上げているようだ。
人間は、最終的に「怠ける」事にいきつくのでは?と思っている俺には理解できない世界



あまりにも完結しすぎた世界だ。
それ故に、読み進むほどに疑問が後から後から湧いてくる

また最も不可解な
呪力が使える人間と、
バケネズミの関係。




読み終えて強く残ったのは
  • 教育(洗脳)の恐ろしさ
  • 同種類のみを保守しようとする強力なエゴ
  • 逃れられない綿綿と続いてきた風習
  • グロイよ!容赦ナイよ!
  • 手紙長すぎ!

非常に面白い!ガンガン読める!のだが
後味がなんともかんとも(´ω`)ムハー
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