2009 07/23 午前零時 / 鈴木 光司（他）

0雲に阻まれ日食を見れなかったにも関わらず

日食スゲェ！

と吹聴しているのはここだけの秘密だ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´￣￣￣ ￣ ヽ　　2012年の
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怪談、幽談と続き、その次のネタは、

ホラー要素のあるこの作品だ。

午前零時

鈴木 光司 , 他

新潮社　2007/06
単行本 ( 4104595519 )
[ 価格 ]　¥1,365
[ 中古 ]　¥1

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満足度 ： ★★★★☆

内容（「BOOK」データベースより）
今夜、運命は変わる、変えられる。豪華執筆陣が、イタズラな世界の24時×13夜を描いた掌編小説集。

タイトルと著名な作家らに惹かれて手に取ったが、
本の表紙からは想像つかない内容だった。

午前零時をキーワードにした作品が詰め込まれている。

ホラー系、ファンタジー系、切ない系、
不思議系、ＳＦ系と、
色々なジャンルを楽しめる一冊だった。


一気に読んでしまい、勿体ない事をした。

タイトルが「午前零時」とあるように、
読み終わりが午前零時になると、
いい感じに作品を楽しめるように思った。

※若干、よく分らない作品もあったが、
　一日、一話読めば２週間弱楽しめるなｗ



今まで自分が知らなかった（or覚えていなかった）作家で、
気に入ったのは次の３つだ。 

• 箱の部屋 ─　近藤史恵
• ラッキーストリング ─　仁木英之
• 真夜中の一秒後 ─　石田衣良

ガツンとくるわけではないが、好きな作品は「箱の部屋」だ。
ネット社会へ完全依存しちまっても生きていける現代。

よくあるネタかもしれないが、最後のオチが好きだ。
ショートショートの舞台でもやれそうだな！


「ラッキーストリング」は、「いかにも若者代表」が主役で、これまた「いかにも予想どおり」というオチであるが、その「いかにも」さ加減が却って面白い。

「真夜中の一秒後」は、最後のオチが残念だが、自分が小さい頃に想像していたような幻想、その懐かしさを覚える作品だった。



ガッツリと身も凍るホラーでなく、

「軽めのホラーのようなもの」

が読みたい時に良さげな一冊だ。