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予約投稿が切れちまってた。

怪談」とくれば、次は「幽談」だ。

とばかりに、読んだ本だった。

これは怪談と違い、怖がらせる為の本ではない。

言葉で表現しずらい一冊だ。

画像
京極 夏彦
メディアファクトリー 2008/07/16
ハードカバー ( 484012373X )
[ 価格 ] ¥1,449
[ 中古 ] ¥850

満足度 : ★★★☆☆

内容紹介
八つの幽談を描いた、京極夏彦の別天地! 怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化! ああ、手首だと、私は思ったものである。切断された手首だとは思わなかった。誰の手首だろうとも思わなかった。ただ、手首だと思った。何故かは解らない。もしかしたら体温があったからかもしれない。ひんやりとした、女の体温。――「手首を拾う」より。怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化。八つの幽談を描いた、京極夏彦の別天地。

なんとも言えず、つかみどころのない作品だった。

正直に言うと、どうも曖昧なのだ。


霞のような、夢のような、
それでいて確かに自分の中で感じた怖れ。


そう、
小さい頃に感じた漠然とした不安や恐怖だ。



以下、収録作品。
  • 手首を拾う
  • ともだち
  • 下の人
  • 成人
  • 逃げよう
  • 十万年
  • 知らないこと
  • 怖いもの

一番目に収録されている「手首を拾う」は、
最も首を捻ってしまった作品だ。

「へぇー。だから何だ?」という言葉しか思いつかない。
どう深読みしたらいいんだろうなぁ。



逆に、最も印象に残ったのは「逃げよう」だ。
小さい頃は、こういう漠然とした怖れがあるものだ。

「●●したら勝ち、▲▲したら負け」
「■■したら良い事がある。◆◆だったら悪いことがある」

などと、どんなものであれ自由に条件を設定するものだ。


「●●すれば大丈夫。◆◆まで逃げたら大丈夫」
と、この主人公もそうだった。

この嫌なゾワァーとする感覚が、なんともいえない。



他にも、ゾワっとするもの、グロテスクで不気味なもの、
幻想的なもの、なるほどなーというものと様々だが、
全ての作品において、どこか掴みどころがなく、
漂っている雰囲気を文章にしたような作品
ばかりだ。


この曖昧模糊な感じが
人を不安にさせ居心地悪くさせるという面白い本だ。
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