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04/20

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今日(2011年2月10日放送)見た奇跡体験アンビリーバボーで、

僕はまだ生きている! (公式サイト)
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/505/p505_1.html

↑という実話が紹介されていた。
それを見て思い出した作品。

第22回横溝正史ミステリ大賞受賞」作品ではあるが、
ジャンル的に、ミステリじゃぁ…ない…よな? コレ。

サスペンス
  &
ヒューマンドラマ
  &
ファンタジー
って感じか?

テーマとしては重い。


画像
初野 晴
角川書店 2002/05
単行本 ( 4048733826 )
[ 価格 ] ¥ 1,575
[ 中古 ] ¥1

満足度 : ★★★☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
医学的には脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた葉月が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。



「幸福の王子」がベースなので、大まかな展開は予想が付くのだが、
最後まで一気に読んでしまった。
切なく、悲しく、優しさが溢れる作品だった。


因みに、俺は「幸福の王子」が嫌いだ。
良い事をしても報われない。
めでたしめでたし。で終わらない話。
本を読んだのは小学校の低学年だったと思う。
トラウマ程ではないが
、あまりにも理不尽なラストに腹が立った覚えがある。


話題を戻そう。
記事の最初に書いた「僕は生きている!」のザック・ダンラップさんと似た状況の葉月
医学的には脳死状態。しかし意識がある。
法律的には死んでる
にも関わらず、本人は生きてるってぇのは怖ぇ。
アンビリバボーの番組と違うのは、自ら臓器を差し出すという所だ。

そして葉月の命を受け、葉月自身の臓器を運ぶ事になった


幸せになっていく人々と反比例して消えかけていく二人(葉月

少々強引な展開でストーリーが進んで行く気がしないでもないが、
純粋に現代の童話として読むのと良さげだ。



内容とは別に考え込んでしまった事があるのだが、
葉月に恐怖は無いのか?

そこかしこに葉月の思いが綴られてはいる。
内容が生々しいだけに、リアルで想像してしまう。

ジョニーは戦場へ行ったを思い出したせいかもしれない。

画像
ダルトン・トランボ
ジェネオン エンタテインメント
リージョン2 ( B000A1EEUQ )
[ 価格 ] ¥3,990
[ 中古 ] ¥7,600

ガールフレンドとの甘い思い出を胸に、戦地へと赴いた青年ジョニー(ティモシー・ボトムズ)だが、敵の攻撃により目と耳、両手両足を失ってしまう。移送された病院で自らの境遇を理解したジョニーは、絶望のどん底から、少しずつ生きる希望を見いだしていく。
監督は、ハリウッドに吹き荒れた“赤狩り”の犠牲となり1949年に投獄された経験を持つダルトン・トランボ。出所後、「ローマの休日」(原作ともども偽名で執筆したが、製作50周年記念バージョンには、トランボの名前が正式にクレジットされた)「スパルタカス」「いそしぎ」などの脚本を書きつつ、齢65歳にして監督デヴューを果たした作品が「ジョニーは戦場へ行った」だ。そのアウトラインを耳にすると、グロテスクな印象を持たれがちな作品だが、モノクロームの画面を飾るのは、さながら詩のような生命への賛歌である。人間として生き、人間として死ぬ。そのことを許されない境遇に陥ったジョニーという名の平凡な青年が回想する美しい記憶と、衝撃的な現実が静かに、されど力強く描かれ、見る者の心にナイフを突きつける。(斉藤守彦)

葉月超越した無償の愛っつーか、逆に無心に求める愛っつーか、とにかく葉月の存在感に圧倒された。
(実際は、あんまり登場しないのだが)

想像を絶するようなことが起きているにも関わらず、
世間には何も知らせずに消えていく者たち。

読了すると、単純に切ない・悲しい・美しいというだけでなない複雑な心境になる。



以下、内容以外の感想。

登場人物らのキャラの描写が曖昧に感じられてしまい、それぞれの個性が把握しずらかった。

オムニバス形式のように区切られているのだが、ストーリーが無理に急展開して、読み手が置いてきぼりにされたように感じてしまった。

後半、中だるみかと思いきや急展開。
そして急停車→だらだら進行、と見せかけてフルスロットル。
読むのが厳しかった。
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